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どうも、管理人の「みゆ」でございます。画像は「そるじゃぁ・ぶるぅ」君ですが。



ハレブル別館に置いてる、拍手御礼ショートショート。
月に一回入れ替えてますが、諸事情あってハレブル別館には置けませんでした。
流れ去ったショートの再録場所が要るんだよね、と前から一応、思っていたです。

この際、置き場所作ってみるかな、と作ってみました。
書き下ろしショートも置いてますから、のんびり遊んで下さいね~。
 
※お知らせ。emoji
 書き下ろしショート、果たしてニーズがあるのかどうか。
 拍手システム入れてみました、お気に入りがあればポチッとどうぞ。
 
      
過去の拍手御礼ショートショートと書き下ろしショートの目次は、こちら。
タイトルをクリックで御覧になれます。

※書き下ろしショートの時間軸には「順番」は全くありません。emoji
 何処から読んでも無問題ですv

  
拍手その1・それぞれの場所:いつも座る席を取り替えたら…。
 
拍手その2・毎日が幸せ:毎日が幸せなブルー君。
 
拍手その3・考え事:ハーレイの声を聞いていたら…。
 
拍手その4・帰っちゃ嫌:ハーレイが家に帰るのは嫌。

拍手その5・熱々の季節:暑い夏でもくっつきたい!

書き下ろし1・ハーレイのスープ:ブルーのために作る野菜のスープ。

書き下ろし2・恋人が出来た:思いがけずも出来た恋人。

書き下ろし3・痛かったけれど:痛かったけれど、聖痕は宝物。

書き下ろし4・洗車 :ハーレイ、愛車を洗うの巻。

書き下ろし5・断られたキス:再会のキスも出来なかったなんて…。
 
書き下ろし6・軽すぎるペン:羽根ペンが軽すぎる、慣れないハーレイ。

書き下ろし7・眠っていたから:ハーレイのベッドに瞬間移動が出来たのに…。

拍手その6・足音:ハーレイの足音は分かるのです。
 
書き下ろし8・再会:ブルーが起こした聖痕現象、ハーレイ視点。
 
書き下ろし9・魔法のスープ:ハーレイが作ってくれる野菜スープの魔法。

書き下ろし10・腕で作る輪:腕で作る輪、それに収まるブルーの身体。
         
書き下ろし11・夢みたいだけど:今の身体に生まれ変わったブルー。
    
書き下ろし12・大好きの言葉:ハーレイに何度も言いたい「大好き」。

書き下ろし13・船と車と:シャングリラよりも車が似合いのハーレイ。
     
書き下ろし14・小さな手だけど:小さな手でも、ブルーの右手は幸せ者。
 
書き下ろし15・チビでも愛しい:どんなにチビでも、愛しいブルー。
        
書き下ろし16・恋人は先生:恋人が先生だなんて、絶対に内緒。
        
書き下ろし17・いじらしい敬語:学校ではハーレイに敬語なブルー。
          
書き下ろし18・学校とブリッジ:学校とブリッジは似ているような…。
          
書き下ろし19・柔道部は無理:ブルーが柔道部に入れたら…。
           
書き下ろし20・学校に行きたい:熱を出して学校はお休みなブルー。
             
拍手その7・小さな躊躇い:床に落としたベリー、食べてもいい?
                        
書き下ろし21・おふくろのケーキ:ハーレイの好物、パウンドケーキ。
            
書き下ろし22・ママのケーキ :ハーレイのために焼きたいパウンドケーキ。
 
書き下ろし23・贅沢な朝食 :ハーレイの朝食、前世と比べたらとても贅沢。

書き下ろし24・朝食の風景:食の細いブルー君の朝の食卓。
   
書き下ろし25・変わっちゃいない:前世も今も、ハーレイはハーレイ。
    
書き下ろし26・変わってないけど:前世も今も、ブルーはブルー。
     
書き下ろし27・長袖のワイシャツ:夏でも長袖のハーレイ、前世のせいかも?
       
書き下ろし28・みんなと同じ服:今のブルーの制服は、他のみんなと全く同じ。
        
書き下ろし29・気に入りの書斎:ハーレイの書斎、実はキャプテン・ハーレイ好み?
 
書き下ろし30・帰りたい部屋 :青の間にホームシックなブルー。その理由は?
  
書き下ろし31・忘れた買い物:買い忘れても大丈夫。そういう世界にいるハーレイ。
   
書き下ろし32・忘れられた買い物:買い忘れられても、今は大丈夫。ブルーの世界。

書き下ろし33・ぼくがチビでも:「ぼくがチビでも悲しくない?」と訊いたのに…。
     
書き下ろし34・キャンプ用の椅子:キャンプ用の椅子でブルーとデート。

書き下ろし35・白いテーブル:キャンプ用のテーブルでハーレイとデート。
   
拍手その8・温もりが欲しい:夏でもハーレイの温もりが欲しい、ブルーの右手。
    
書き下ろし36・ブルーが足りない:会えなくてブルー不足なハーレイ。
  
書き下ろし37・ハーレイが足りない:会えなくてハーレイ不足なブルー。
          
書き下ろし38・久しぶりに会えた:ブルー不足とハーレイ不足な日々に終止符。
          
書き下ろし39・天の川を泳ごう:ブルーに会うためなら、天の川でも泳ぎ渡れる。

書き下ろし40・天の川の幅:広い天の川でも、ハーレイは泳いで渡ってくれる。
 
書き下ろし41・天の川を渡って:天の川に隔てられても、会える筈の二人。
              
書き下ろし42・叶えてやれない:ブルーの願いは叶えてやりたいけれど…。
               
書き下ろし43・叶えてくれない:願いを叶えてくれないハーレイなんて…。

書き下ろし44・もう一人いれば:一人の夕食。もしもブルーがいてくれれば…。
                               
書き下ろし45・いて欲しい人:一人でおやつ。ハーレイがいてくれたなら…。
                                 
書き下ろし46・見られない蛍:去年までなら蛍見物。今のハーレイは…。

書き下ろし47・見てみたい蛍:ハーレイと蛍を見に行けたなら…。
                           
書き下ろし48・飛べないあいつ:空を飛べないブルーが愛しい。
                           
書き下ろし49・飛べないぼく:ハーレイに見せてあげたい、空を飛ぶ姿。
 
書き下ろし50・あいつの背丈:背丈が伸びなくても、愛おしいブルー。
  
書き下ろし51・ぼくの背丈:どうして背丈が伸びないのか。ブルーの悩み。
   
書き下ろし52・ブルー日和:今日のような日はブルー日和、と思うハーレイ。
    
書き下ろし53・ハーレイ日和:こんな日はきっとハーレイ日和、と思うブルー。
     
拍手その9・可哀相な動物:可哀相な動物がいるんだけれど、とブルーの主張。

書き下ろし54・歩いてゆける地面:ブルーの所へ歩いてゆける地面。地球の上を。
      
書き下ろし55・歩きたい地面 :ハーレイが歩いただろう地面を歩きたいブルー。
        
書き下ろし56・降りそうな天気:雨が降るかも。キャプテンは勘に頼れないけれど…。
          
書き下ろし57・降りそうだけど:地球に降る雨の最初の一粒。見てみたいブルー。
          
書き下ろし58・恋人がいるだけで:恋人がいるというだけで浮き立つハーレイの心。

書き下ろし59・恋人がいるから:恋人がいるから、寝込んでも心は幸せなブルー。
 
書き下ろし60・走ってゆける:思い立ったら、ひとっ走りしに行ける今のハーレイ。

書き下ろし61・走ってゆきたい:ハーレイの家まで走って行けたら、と思うブルー。
  
書き下ろし62・キスは駄目だ:キスは駄目だと何度叱っても、諦めないブルー。
              
書き下ろし63・キスが欲しいのに:キスが欲しいのに、くれないハーレイ。

書き下ろし64・今度は掴める:今度は掴めるブルーの手。行ってしまう前に。
                 
書き下ろし65・今度は失くさない:何度でも貰えるハーレイの温もり。
                 
書き下ろし66・ずっと愛してる:生まれ変わっても、愛するのはブルー。

書き下ろし67・ずっと大好き:生まれ変わっても、大好きなハーレイ。
 
拍手その10・お腹が空かない?:長いことぼくを食べてないでしょ、と訊くブルー。
                    
書き下ろし68・扉を開けたら:家に帰って扉を開けたら、ブルーがいたなら…。
                                                    
書き下ろし69・扉が開いたら:家に帰って扉を開けたら、ブルーがいたなら…。

書き下ろし70・暑苦しくない:暑い夏でも、暑苦しくない熱の塊。それがブルー。

書き下ろし71・暑くないから:ハーレイにくっついていても、暑くない夏。
                                                
書き下ろし72・行くには早いが:ブルーの家に行くには早いけれども、待てない時間。
                                       
書き下ろし73・まだ来ないけど:まだハーレイは来ないけれども、早起きしたら…。
                                        
書き下ろし74・よく伸びるんだが:ブルーの背丈とは違って、よく伸びる夏草。
                                         
書き下ろし75・よく伸びるんだけど:よく伸びるミントが羨ましくても、自分の背は…。
                                            
書き下ろし76・脱いでいい靴:一日中、靴を履いていなくてもいい今のハーレイ。

書き下ろし77・脱いでもいい靴:一日中、靴を履かなくてもいい今のブルー。

書き下ろし78・ブルーの笑顔:前のブルーよりも多い、今のブルーの笑顔の数。
                                      
書き下ろし79・ハーレイの笑顔:前の自分だった頃から好きな、ハーレイの笑顔。

書き下ろし80・夢だった地球:今のハーレイには当たり前の地球。夢ではなくて。
 
書き下ろし81・夢に見た地球:前のブルーが夢に見た地球。今のブルーが暮らす星。
                                          
書き下ろし82・暑くなっても:暑さは地球の太陽のせい。ハーレイが気付いた今の幸せ。
                              
書き下ろし83・暑いけれども:暑さは苦手でも、地球の太陽。今のブルーは幸せです。
                          
拍手その11・下手くそになった?:キスが下手くそになったんでしょ、と尋ねるブルー。

書き下ろし84・窓の向こうは:ハーレイが窓の向こうに見た朝日。今の地球の夜明け。
                              
書き下ろし85・窓の向こうに:窓の向こうにいつもある地球。今のブルーなら。
                            
書き下ろし86・あの空を旅した:ハーレイが仰いだ夜空。前世で旅をしていた宇宙。
                                               
書き下ろし87・あの空を旅して:ブルーが見上げる夜空。前世で地球を探した宇宙。

書き下ろし88・三日月の夜に:今のハーレイが眺める月。前の自分とは違った視点。

書き下ろし89・チビの三日月:月の方が早く育つなんて、とブルーは膨れっ面で…。
                       
書き下ろし90・川を下る船:川下りの船。いつかブルーを乗せてやろうと思う船。
 
書き下ろし91・川をゆく船:ハーレイと乗りたい川下りの船。大きくなったら。

書き下ろし92・海が似合う夏:いつかブルーと行きたい海。前世で夢見た地球の海へ。

書き下ろし93・夏が似合う海:いつかハーレイと行きたい海。本物の地球の青い海へ。
 
書き下ろし94・欲しかった羽根ペン:今のハーレイ。羽根ペンが欲しいと思ったら…。
                       
書き下ろし95・あげたい羽根ペン:ハーレイの誕生日にあげたい羽根ペン。どうする?
                                  
書き下ろし96・何でも美味い:何でも美味い、と思うハーレイ。多分、前世のせいで。
                        
書き下ろし97・何でも美味しい:好き嫌いが全く無いブルー。きっと、前世のせいで。
                           
書き下ろし98・作ってやりたい:ブルーに作ってやりたい料理。スープの他にも。

書き下ろし99・作ってあげたい:ハーレイに作ってあげたい、好物のパウンドケーキ。
                       
拍手その12・今が食べ頃:ブルー君曰く、今が自分の旬だとか。

書き下ろし100・同じ顔だが:今のハーレイには別の顔。思いもよらなかった顔。

書き下ろし101・同じ顔だけど:前のぼくの顔じゃない、と溜息をつくチビのブルー。

目次・その2: ←102話以降の目次は、こちらvemoji
こちらからも行けます→ http://bluestone.kyotolog.net/Entry/115/

目次・その3:←302話以降の目次は、こちらv
こちらからも行けます→http://bluestone.kyotolog.net/Entry/320/

目次・その4:←518話以降の目次は、こちらv
こちらからも行けます→https://bluestone.kyotolog.net/Entry/600/

目次・その5:←602話以降の目次は、こちらv
こちらからも行けます→https://bluestone.kyotolog.net/Entry/727/
        
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 書き下ろしショート、果たしてニーズがあるのかどうか。
 拍手システム入れてみました、励ましにぽちっと…貰えると感謝。

※拍手下さった方、ありがとうございます~!emoji
     
                     
                       
           


       

拍手[2回]

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(教室だったとは、限らないよね…)
 ぼくとハーレイの出会いの場所、とブルーの頭に浮かんだ考え。
 ハーレイが寄ってはくれなかった日の夜、自分の部屋で。
 お風呂上がりにパジャマ姿で、ベッドにチョコンと腰を下ろして。
(たまたま、教室だっただけだし…)
 グラウンドとか、廊下だったとかもありそう、と学校内の場所を挙げてみる。
 ハーレイは転任して来たばかりだったし、何処で会っても、おかしくはない。
 ブルーのクラスで授業があったせいで、あの時、入って来たに過ぎない。
(…ぼくが学校に着いて、教室へ行く前に…)
 何処かで会ったら、其処で初対面になる。
 たちまち聖痕が表れ、その後の流れは、実際に起こったことと変わらないだろう。
(…何処で会っても、人騒がせで…)
 救急車が来たり、野次馬の生徒が押し掛けて来たりと、学校中が大騒ぎに違いない。
 授業中だったのは、不幸中の幸いだったと言えるだろうか。
(…他のクラスからの野次馬、少ない方だったと思うから…)
 始業のベルが鳴る前のグラウンドだとか、休み時間の廊下では、そうはいかない。
 駆け付けた先生や、ハーレイ自身が「落ち着いて!」「教室に戻りなさい」と叫ぶほどの騒動。
 その日は一日、学校中が落ち着かなくて、生徒たちは授業に身が入らなかった恐れも大きい。
 もっとも、ブルーのクラスだけは、そういう有様だったらしいけれども。


 そうは言っても、教室内で良かったと思う。
 学校中に大迷惑をかけるよりかは、ブルーのクラス限定で済ませておきたい。
(…学校だった分だけ、まだマシなのかも…)
 外の道路じゃ、やっぱり大騒ぎだよ、とブルーにも分かる。
 路線バスで最寄りのバス停に着いた直後に、出会っていたなら、通行人も何人もいる。
 学校の始業時間は早めなのだし、通勤客だって通り掛かる時間帯だった。
(…歩道を歩いてる人の他にも、車で出勤中の人もいるよね…)
 外でも野次馬が集まっちゃいそう、と容易に想像が出来てしまう。
 通行人は足を止めるし、車の人だって、スピードを落として通って、停まる車も出て来そう。
 ただの野次馬だと、車を停めたら叱られそうでも、応急手当が出来る場合は、話が異なる。
 「どうしました!?」などと呼び掛けながら、走って来るだろう。
(…救急車を呼びに走る人だって、ハーレイじゃなくって…)
 通りすがりの誰かで、ハーレイは「すみませんが」と、学校への連絡を頼むしかない。
 「表の通りで生徒が倒れたので、救急車には、私が付き添います」という伝言。
 それから、ブルーの生徒手帳を調べて、両親への連絡などもして貰わねばならない。
 表通りで出会っていたなら、教室以上の大騒ぎは確実だった。
(…おまけに、聖痕現象…)
 目撃していた人が多いわけだし、新聞に載っていたのだろうか。
 単独で記事にされることはなくても、「居合わせたんです!」という目撃者の寄稿。
 ちょっとした日々の出来事が投稿されるコーナーだったら、目玉投稿になりそうだった。


(…うーん…。表通りなだけで、騒ぎが倍以上かなあ…)
 生徒と先生だけの学校で大正解だよ、と思ったはずみに、別のシチュエーションが掠めた。
 表通りよりも人が多くて、目立ちそうな場所は幾らでもある。
 公園もそうだし、繁華街でもそう。
 ショッピングセンターなどだった時にも、間違いなく人垣が出来て、野次馬だらけ。
(…何処にしたって、ぼくが全く行かないわけじゃないし…)
 本屋さんとかも危なそうだよ、と本好きのハーレイと自分の行動パターンを考慮してみる。
 バッタリ会うのが書店の中でも、充分、有り得る。
(ショッピングセンターだって、たまに行くんだし、ハーレイも行くし…)
 大迷惑なのは、お店の場合かも、とブルーは肩を竦めた。
 買物という心浮き立つイベントの場所が、一瞬の間に、流血の惨事で台無しになってしまう。
 自分が怪我をしたわけでなくても、居合わせた「誰か」が、血塗れでは恐ろしい。
 しかも「子供」が血を流しながら倒れて、動かないのでは、たまらない。
(…十四歳だと、まだまだ子供で、見てた人たち、可哀相に、って…)
 心配したり、動揺したり、ザワザワザワと揺れ動くばかり。
 小さな子供が居合わせたりしたら、最悪だろう。
(…こっちに来なさい、って手を引っ張ったり、抱え上げたり…)
 事故の現場を見せないように、懸命に駆け去ってゆくしかなさそう。
 幼い子供の心に「傷」が残ってしまっては、夜に悪夢にうなされたりもするだろうから。


 店という場所だけは避けないと、と思うけれども、実際、無事に避けられた。
 ハーレイが教室に来るという、平穏なケースで終わった出会い。
(…お店じゃなくって、ホントに良かった…)
 神様は其処まで考えてくれていたんだ、と感謝しながら、また考えが逸れた。
(もしも、ハーレイのお店だったら、どうなるんだろう…?)
 学校の先生の代わりに、何かのお店、と思い付いたら、ポンと出たのが菓子店だった。
 前のハーレイは厨房出身だったけれども、今のハーレイも、料理を得意としている。
 プロのスポーツ選手にならずに、選んだ道が教師で、料理人という選択もあった。
(学校を出た後、料理の専門学校に進んだって、いいんだものね…)
 お父さんたちに学費を頼まなくても、働きながら行けそうだから、と空想の翼を広げてみる。
 ハーレイだったら、料理店を始めるよりも、菓子店の方になりそう。
 子供が気軽に立ち寄れる店で、大人向けにカフェも併設していて、店があるのは住宅街。
(手広くやるより、お馴染みさんたちと、和気あいあいのお店で…)
 店主をする方が、ハーレイには、よく似合う。
 そういった店を近所で始めて、ブルーが評判を聞いて出掛けて行ったら、店先で出会う。


(…出会った途端に、聖痕なんだけど…)
 ハーレイの方でも思い出すから、居合わせた客が騒ぎ出しても、上手く鎮めるだろう。
 自分で救急車を呼んだ後には、客たちに「すみませんが、今日は休業で」と詫びの挨拶。
 店のドアには「臨時休業」の札が出されて、ハーレイは救急車に乗ってゆく。
 客たちに「お詫びです」と菓子を渡して、後日、再訪してくれるよう、埋め合わせの約束。
(…ハーレイなんだし、きっと、そんな風…)
 店先だったなら、うんと迷惑かけてしまいそう、と分かっているのに、ワクワクする。
 そんな出会いも悪く無さそうで、ハーレイの店の常連になるのも楽しそう。
 聖痕の現場を見ていた客とも、引き合わせて貰って、仲良しになって。
(…ハーレイの店の、お馴染みになって、行く度に、お菓子のサービス…)
 あるといいなあ、と自分本位で考えてしまうのは、まだまだ子供の証拠かもしれない。
 出会いの場所が店先だったなら、大迷惑をかけるに違いないのに、嬉しいのだから…。



            店先だったなら・了

※ブルー君が想像してみた、ハーレイ先生との出会いの場所。学校以外もありそう。
 もしも、ハーレイが店主の店なら、大迷惑をかけてしまっても、ブルー君は嬉しいかもv





拍手[0回]

(教室だったとは限らないんだよな…)
 俺とブルーが出会った場所は、とハーレイは、ふと考えた。
 ブルーの家には寄れなかった日の夜、いつもの書斎で。
 愛用のマグカップに淹れた熱いコーヒー、それをお供に。
(たまたま、教室だっただけで、他の場所だった可能性も…)
 顔を合わせればいいんだし、と別の所を頭に描く。
 時期が来たからこその出会いで、教室である必要は無い。
(…俺とあいつの行動範囲が重なりさえすれば、何処でもいいんだ…)
 学校の近くの文具店でもいいし、バス停でもいい。
 長い散歩や、気まぐれなジョギングで出掛けた先が、ブルーの家の近所も有り得る。


 早い話が、ブルーの家の前でバッタリ会っても、おかしくなかった。
 知らずに通り掛かったハーレイと、門から出て来たブルーが、顔を合わせる。
(…ふうむ…)
 興味深いケースではある、と思う間に、別の出会いを考え付いた。
 今のブルーも身体が弱いけれども、家の近くなら散歩していたりもする。
(散歩のついでに、ちょっとした買い物くらいだったら…)
 頼まれて行ったり、自分で出掛けることもあるだろう。
(…何処かの店先で、バッタリか…)
 店主や店員は、酷く慌てて、救急車を呼んだり、とんでもない騒ぎが目に見えるよう。
(…場を収めるのは、俺の役目なんだろうな…)
 救急車に一緒に乗って行くから、ブルーの家に連絡を頼む、などと落ち着いた口調で告げる。
 教師なのだし、そういったことには慣れているから、問題は無い。


(とはいえ、無関係な店を巻き込んじまうのは、ちと困るぞ…)
 俺が店主だったらいいんだがな、と苦笑したはずみに、ポンと出て来た愉快な想像。
 ブルーが来るのは、「ハーレイの店」の店先。
 そっちだったら、誰にも迷惑をかけはしないし、店員を雇っていたって、大丈夫だろう。
(俺は教師を選んだんだが、スポーツ選手の道に行かないのなら、店主もアリだな)
 料理作りは元々好きだし、菓子作りだって、と「違う進路」が無いわけではない。
 何処かで「料理の道に進もう」と思っていたなら、充分、ありそうなコース。
 上の学校に進む代わりに、料理人を育てる専門学校に入ればいい。
(あらゆる料理を学べる上に、菓子職人向けのコースもあるんだし…)
 どれを選ぶかは好み次第で、その気になったら、掛け持ちで学ぶことだって出来てしまう。
 卒業した後、成績が良ければ、有名店で修業もさせて貰える。
 その後、一人立ちして、店を持つなら、今くらいの年になりそうだった。


 有名店に勤める間に貯めた資金で、まずは自分の店を買うこと。
 何も知らずに選んだ場所が、ブルーの家の近くでも、不思議は無かった。
(ちょうど良さそうな感じなんだよなあ、住宅街だし…)
 あまり有名な店に育てたいという気はしない。
 店主と客の距離が近くて、気軽に話せて、調理場が見られるカウンターなども作ってみたい。
 出来ることなら、料理の傍ら、菓子作りもして、販売用のスペースも欲しい所だ。
(ちょっとした棚でいいから、店主の気まぐれ風にだな…)
 焼き菓子を置いたり、パンを多めに焼き上げてみたり、何があるかは、来てのお楽しみ。
(俺の好みは、そういう具合に、フラリと入れる店なんだ…)
 自分が店を始めるにしても、似たような店を作りたいぞ、と夢は描ける。
 子供のお小遣い程度で買える、「美味しいクッキー」でもあったら、ブルーも来そうだ。


(お母さんに聞いたか、近所の誰かか、友達に評判を聞かされたとかで…)
 今のブルーは、母が作る様々な菓子が好きだし、何処かの店の菓子でも喜ぶ。
 近い所に「美味しい菓子の店が出来たらしい」と耳にしたなら、きっと覗きに来るだろう。
(あいつのことだし、入りやすそうな店なら、中の様子を覗き見してから…)
 開けてあるだろうドアをくぐって、ヒョイと店へと入って来る。
(おじさん、どんなお菓子があるの、とだな…)
 声を掛けようとして、店主を見たなら、「俺」なわけだ、と可笑しくなった。
 よりにもよって、「ハーレイ」が「店主の、おじさん」。
 お菓子を買いに入ったつもりが、前の生での恋人と、バッタリ出会うという衝撃的な瞬間。
(…それでも、聖痕、出るんだろうか…?)
 出ては来るんだろうが、ワンテンポ以上、遅れそうだな、と思わないでもない。
 「店主の、おじさん」と、「キャプテン・ハーレイ」では、あまりにもギャップが大きすぎる。


(俺の方でも、あいつに聖痕が出ない間は、記憶は戻ってくれないんだし…)
 入った途端に立ち尽くしているブルーに向かって、こう尋ねそうだ。
 「おい、どうしたんだ? 小遣いで買えそうな菓子しか、置いていないぞ?」
 それとも食事をしたいのか、と空いている席を示した辺りで、やっと、聖痕が姿を現す。
(…なんとも間抜けで、呆れちまうんだが…)
 俺がやってる店の場合は、そうなるかもな、とハーレイはクスクスと笑い始めた。
 「間抜けすぎる出会い」の方でも、悪くはない。
 居合わせた客や、一人くらいはいそうな店員などには、「運が悪かった」と諦めて貰おう。
 「臨時休業」の札が出されて、その日一日、店は「お休み」。
(…聖痕で汚れちまった床の掃除も、店員に頼むことにになるから、後でだな…)
 給料にドンと上乗せしとくさ、と気前のいい「店主」が出来上がりそうだ。
 恐らく、それ以降、小さなブルーは「店の常連」。
 毎日のように来るだろうから、店員とも仲良くなる筈なのだし、うんとサービスして欲しい。
 ブルーが店に入った瞬間、「いらっしゃいませ!」で、お気に入りの席へと、御案内で…。



           店先だったら・了


※ハーレイ先生と、ブルー君の出会いの場所。店先だった可能性も充分、ありそう。
 ついでに「ハーレイ先生」ではなくて、「ハーレイ店長」だった場合は、楽しそうですv




拍手[0回]

(…アルテメシアかあ…)
 懐かしいのかな、と小さなブルーは、ふと考えた。
 ハーレイが寄ってはくれなかった日の夜、自分の部屋で。
 お風呂上がりにパジャマ姿で、ベッドにチョコンと腰を下ろして。


 アルテメシアは、前の生での思い出の星の一つ。
 白いシャングリラで長く潜んだ、雲海に覆われていた星だった。
(雲海、今も変わらないらしいけど、テラフォーミングが進んだから…)
 覚えている星とは違うかもね、とブルーにも分かっている。
 あの頃には、まだ育英都市が二つしか無かった。
 ジョミーを見付けたアタラクシアと、シロエが育ったエネルゲイアだけ。
(今だと、他にも町が幾つも出来ている上に、SD体制、無くなったせいで…)
 赤ん坊から高齢の人まで、大勢の人が暮らしている。
 血の繋がった「本物の家族」を中心にして、仕事などで単身、長期滞在も珍しくない。


 様子だけでも変わっているから、今の時代に行ってみたって、別の星のようだろう。
 けれども、何処かに「懐かしい」と思う気持ちは、あるように思う。
 雲海の中での長い歳月、たまに地上に降りていたせいもあるかもしれない。
(遊びに出掛けたわけじゃなくって、ちゃんと理由はあったんだけど…)
 ミュウの子供の救出作戦の事前調査で降りていたとか、ユニバーサルの偵察だとか。
 降りた機会に、空き時間が出来た時だけ、海を見に出掛けていたりした。
 郊外の森の中でも、ゆったりと流れる雲を見上げた。
(どの場所も、きっと変わっちゃってて、残ってないよね…)
 分かっているけど、行けるんだったら、行ってみたいな、という気はする。
 思い出の場所に行くのではなくて、アルテメシアと呼ばれる雲海の星へ。


(……いつか行くんなら……)
 ハーレイと一緒に決まってるよ、と確信があった。
 アルテメシアは遠い星だし、今の学校の間に出掛けてゆくには、向いてはいない。
 旅行に行くなら、ワープを何度もしないと着けない場所より、近い何処かの星だろう。
(…今のぼくだって、身体が弱いままだし、地球の上でも、旅は殆ど…)
 していないもの、と溜息が零れてしまいそう。
 せっかく青い地球の上に来たのに、「青い水の星」を、未だに一度も見ていないまま。
 ハーレイの方は、何度も見ているらしくて、羨ましい。
(…でも、ハーレイだって、アルテメシアは…)
 行ったことが無いと聞いているから、出掛けてゆくなら、ハーレイと暮らし始めた後だろう。


 遠く遥かな時の彼方で、前のハーレイが舵輪を握る白い箱舟で、雲海の星に辿り着いた。
 あの時と変わらないのは「ハーレイと一緒」という所だけ。
 今のハーレイは、古典の教師で、宇宙船を操縦することは出来ない。
 アルテメシア行きのチケットを二人分、買って手に入れ、定期航路で向かうことになる。
(ひょっとしたら、臨時便が飛んでいる時期もあるのかも…)
 観光名所があるんだったら、と思うけれども、どうだろう。
 アルテメシアで有名な場所は、前の自分たちの墓碑が並んだ「記念墓地」。
 記念墓地には、シャングリラが解体された時に、移植した木たちの森もあるらしい。
 「シャングリラの森」という名で、かなり知られている。


(記念墓地には、前のぼくたちの墓碑があるけど、墓碑だけで…)
 身体は欠片も残っていないんだよね、と小さなブルーは苦笑する。
 前の自分はともかく、他の誰一人として「残っていない」というのが、少し愉快な気分。
 荒れたままだった地球の地の底深くで、前のハーレイ達も、キースも命尽きていった。
 その地球ではなくて、アルテメシアに墓碑があるのは、地球が蘇る前だったから。
(…そんな所に行ってみたって、挨拶だけしたら充分かな…)
 もちろん、花束か花輪は持って行くけど、と考えてから、幾つ買うのか気になって来た。
 大抵の人は、大英雄の「ソルジャー・ブルー」の墓碑に置くもので、他の墓標には祈りだけ。
 憧れている人や、尊敬している人がいたなら、そちらにも置く。
 ジョミーの墓標や、キースの墓標で、どちらも花が絶えないらしい。
 律儀な人が出掛けた場合は、全ての墓標に、一輪ずつの花を置くとも聞いていた。


 今のハーレイと出掛けてゆくなら、花束は幾つ必要だろう。
(…前のぼくには、置かないとしたって…)
 ずいぶん沢山、花が要りそう、とブルーは自分の両手を眺めてみる。
 手に一杯の花を買ったら、全員の分にはなるかもしれない。
 とはいえ、「知らない間柄ではなかった」人たちの墓標に、花を一輪だけでいいのだろうか。
(…ジョミーの墓碑には、お礼の気持ちで大きな花束か花輪、置きたいし…)
 いくらハーレイが「キース嫌い」でも、キースの墓標にも立派な花を届けたい。
 キースが変わってくれたからこそ、SD体制の終わりが早くなったのは確かだから。
(…他にも、お礼を言いたい人がドッサリ、花束は幾つ…?)
 幾つ買ったらいいんだろう、とブルーは何度も数え直して、悩ましくなった。


(花束とか花輪を、うんと沢山、買うんだったら…)
 持ち切れない上に、お金だって高くなりそうだし、と頭に浮かぶのは、今のハーレイ。
(任せておけ、って花をドッサリ抱えて運んで、お金も払ってくれそうだけど…)
 なんだか、ちょっぴり申し訳ない気がしちゃう、と思うものだから、どうするべきか。
(…うーん…。アルテメシアに、いつか行くんなら…)
 記念墓地には行かずに、シャングリラの森だけ見に行こうかな、と逃げを打ちたい。
 そうは言っても、記念墓地に行かずに済ませようにも、ハーレイは賛成しないだろう。
(……ハーレイの方が、行くべきだ、って言うんだったら……)
 花の係は任せちゃおうかな、とブルーは、クスッと小さく笑った。
 ハーレイが花を山と抱えて運ぶ羽目になろうが、財布の中身がピンチだろうが、自業自得。
 もっとも、財布がピンチになったら、お土産を買って帰るのは、難しそうだけれど…。



        いつか行くんなら・了


※いつかハーレイと、アルテメシアに行きたいブルー君。外せない場所が記念墓地。
 いったい幾つ花が要るやら、お土産を買うお金、残ってくれるといいですねv







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(アルテメシアか…)
 いつか行きたい場所ではあるな、とハーレイは、ふと考えた。
 ブルーの家には寄れなかった日の夜、いつもの書斎で。
 愛用のマグカップに淹れた熱いコーヒー、それをお供に。
(…地球からだと、かなり遠いんだが…)
 それもそうか、と少し可笑しくなった。
 遠く遥かな時の彼方で、アルテメシアから地球を目指した。
 ミュウと人類の間の溝や戦い、それらを抜きにしても、長い道のりだった。
(最後の長距離ワープにしたって、とんでもない距離を…)
 ワープしたんだ、とキャプテンだったからこそ、鮮明に分かる。
 あの時のワープの出発地点は、アルテメシアよりも、ずっと地球に近かった。
(今の時代の船で行っても、地球から行くには、ワープを数回…)
 繰り返さないと無理だ、と分かっている。
 前の生での記憶が戻って来た後、何度も見たのが「アルテメシア行き」のツアー広告。
 どのくらいの日数で行けて、何処を見て回る旅になるのか、興味津々で眺めている。


(行く時は、ブルーとの旅になるよな)
 俺一人でも行けないことはないんだが、とハーレイは苦笑した。
 ツアーの日数などからして、夏休み中とかならば、時間は作れる。
 けれども、「ちょっと旅行に行って来る」と言おうものなら、ブルーはフグになるだろう。
 頬っぺたをプウッと膨らませて怒って、「ハーレイ、酷い!」と睨むに違いない。
(その上、行先がアルテメシアではなあ…)
 ブルーの怒りは「酷い!」どころか「ずるい!」に変わって、プンスカ怒って、おかんむり。
 最悪の場合、「出て行ってよ!」と怒鳴って、クッションを投げて来ることも有り得る。
(…それでホントに帰っちまったら、それはそれで…)
 怒り散らすんだ、と分かっているから、今はまだ旅に出られはしない。
 アルテメシアでなくても、自分の楽しみのために行くのは、許して貰えないだろう。
(土産をドッサリ買って来たって、土産だけ、ちゃっかり貰っておいて…)
 文句三昧でフグになるんだ、とクスクスと笑う。
 アルテメシアに行くとしたなら、ブルーと一緒に暮らし始めた後にするしかない。


 とはいえ、アルテメシアに行くとなったら、ブルーと行くのが似合いではある。
 前の生での思い出の星で、一番長く、ブルーと暮らした場所でもあった。
(…ただなあ…)
 あいつと違って、俺の場合は「思い出の場所」が無いんだよな、と顎に手を当てた。
 前のブルーは、「タイプ・ブルー」に相応しいサイオンの使い手だった。
 雲海に潜む船の外にも、自在に出られた。
(海を眺めたり、テラフォーミングされた範囲の山に降りたり…)
 外に出た「ついで」に、自然を満喫していたようだ。
 空を見上げたり、星を仰いだり、通り過ぎて行く風に吹かれたりも。
(気に入りの場所も、あちこち、あったんだろうが…)
 俺は無いんだ、と少し悲しい。
 他の仲間も同じだったけれども、船の外には出て行けない。
 潜入班の者たちだけが、外の世界に「思い出の場所」を持っていた。


 そんな事情で、ハーレイは「思い出の場所」を持たない。
 アルテメシアまで旅をしたって、もう一度、見たい場所も、行きたい場所も思い付かない。
(ツアーで行っても、いいくらいだよな…)
 お勧めコースを観光して回って、それでおしまいの「ごく普通の旅」。
 今の時代ならではの「名物料理」があったら、それも、もちろん食べられる。
(…いっそ、そういう旅にするかな…)
 それとも個人旅行で、ブルーと二人で出掛けてゆくか、と悩ましい。
 ブルーの方には「行きたい場所」があるかもしれないし、それに合わせて旅程を組む。
(…あいつ次第か…)
 どうせ行くなら、あいつが一緒なんだしな、と思うけれども、ふと浮かんだ考え。


(そうだ、記念墓地にある、俺の墓標に…)
 散々、似合わないと言われた「薔薇の花」をドッサリ供えてやろう、とクスリと笑う。
 「薔薇の花びらのジャム」を配るクジの箱さえ、前のハーレイの前は素通りだった。
 それほど「似合わない」とされた花でも、今の時代は、墓標に供えられている。
(よし、コレだ!)
 アルテメシアに着いたら、早速、花屋に出掛けないとな、とコーヒーのカップを傾ける。
 ブルーと一緒に店に入って、「薔薇の花で花束と花輪を作って貰えますか」と注文しよう。
 うんと豪華で見栄えのするものを、と付け加えるのも忘れない。
 そして花束と花輪が出来たら、ブルーと二人で供えに行こう。
 「薔薇の花びらのジャム」が似合わないと言われた、「キャプテン・ハーレイ」の墓標に。
 誰一人として気付かなくても、ブルーとハーレイだけに分かる、最高のジョークなのだから…。



         いつか行くなら・了


※いつかは行ってみたい、アルテメシア。けれど、思い出の場所が無いハーレイ先生。
 ツアーにするのも良さそうですけど、記念墓地で薔薇を供えるんなら、個人旅行ですねv






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